人材紹介会社を起業するには、十分な知識と準備が不可欠です。
この記事では、人材紹介会社を起業する方法、起業前に押さえておきたい法律と注意点、起業を成功させるためのポイント等を解説します。
人材紹介会社を起業する際のステップは大きく分けて3つです。
人材紹介会社を起業するには、最低500万円の資本金が必要です。
資本金500万円のうち150万円は自己資金であり、なおかつ現金で用意する必要があります。
人材紹介会社のオフィスを契約する際には、以下の要件をすべて満たす必要があります。
人材紹介会社の起業にあたっては、「職業紹介責任者講習」を受講する必要があります。許認可を取得するためには、ひとつの事業所につき1名以上「職業紹介責任者」の任命が必要ですが、この場合の責任者が受講する必要があるのがこの職業紹介責任者講習です。この講習は、全国の4業者により開催されていますので、日程の合うものを早めに受講すると良いでしょう。
また、職業書紹介責任者の資格を取得すると、「職業紹介事業許可申請書」の提出が可能となります。提出先は会社設立予定の都道府県の労働局となっていますが、申請書提出の際には職業紹介を無料で行うのか、有料で行うのかも決めておく必要があります。
さらに、職業紹介事業許可申請書とあわせて「職業紹介事業計画書」の提出も行います。こちらの計画書に記載される内容は下記の通りです。
人材紹介会社を起業する前に、労働や雇用など、人材紹介に関する法律も知っておきましょう。事前に押さえておきたい法律は以下になります。
労働条件の最低基準を定めており、働く人を守るために制定された法律です。すべての労働者に適用される法律であり、賃金や労働時間、休憩、休日、解雇、退職など広範囲にわたり規定されています。
労働契約の成立や変更、解雇などに関する基本的なルールを定めた法律です。労働関係の紛争や労働者の保護を図ることを目的としているため、人材紹介会社では知っておきたい内容となっています。
同じ会社で働く正社員と非正規労働者の間で、待遇の不合理な格差を禁止することを定めています。パートタイムやアルバイトの紹介を行う場合に知っておきたい法律です。
職場における性別による差別を禁止する内容の法律です。募集や採用、昇進などの面において、性別にかかわらず平等に扱うことが定められています。
人材紹介会社を起業しようとする場合には、初期費用とランニングコストが必要となります。ここでは、それぞれの項目を解説していきます。
人材紹介会社を立ち上げようとする場合には資本金を用意します。この資本金は500万円以上(うち150万円は自己資金であり現金)が必要です。また、会社設立にあたっては登記費用が10万〜25万円ほどが必要となります。さらにオフィスの準備も必要となり、場合によっては敷金や礼金、保証料などが発生します。
また、職業紹介責任者講習の受講に伴う受講料や、人材紹介業の免許取得に伴う登録免許税や収入印紙代がかかります。
人材紹介業を立ち上げた後は、ランニングコストがかかってきます。毎月のオフィスの賃料に加えて、集客のための広告費、Webサイトの運営費用に加えて、人件費も必要となります。
ランニングコストは、それぞれの人材紹介会社の規模に左右されますが、100万円単位の費用が発生することもあります。
職業紹介責任者を設置せず無許可で事業運営すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科せられるので注意しましょう。
また、職業紹介責任者の資格は5年ごとの更新制となっています。設置後も更新期限切れにならないよう、ご注意ください。
人材紹介業はレッドオーシャンです。起業する前に人材紹介会社としての得意領域を明確にし、市場におけるポジショニングを確立して差別化を図りましょう。
まずは人材紹介業者として、自社は競合他社に対し、どんな強みや特色があるのかを明確化します。例えば、人材紹介の会社を立ち上げる創業メンバーがかつて在籍していた業界や職種については詳しいはず。不動産業界出身者が多いのであれば、不動産業界の人材紹介に特化した会社とするといった戦略も考えられます。
また自社が強みを発揮できる領域であっても、競合他社がひしめいている場合、後続の新規参入者にはなかなか厳しいというのが実情。自社がその領域で勝負できるかどうか、今後、その領域に参入してくる事業者がどれくらいいるかといったことも、分析・予測することが不可欠。加えて、ターゲットとする業界の転職市場、転職需要の現状分析と将来予測もしっかり行うことが重要です。
人材紹介業は最初の報酬が入るまで数ヶ月かかるため、その間に資金がショートしないよう、中長期的な資本計画を立てることが大切です。
人材紹介会社を立ち上げる際に必要な初期費用、事業を軌道に乗せるまでに必要な固定費用などを明確に洗い出した上で、さらに突発的な事態が発生した場合の緊急対応費用などもしっかり考慮した上で、資金計画を作成することが重要になります。
例えば人材紹介としてのライセンス取得費用はいくらか、人材紹介システムは自社で確立するのか、あるいは既存システムをライセンス料を支払って利用するのか、など。他にも、オフィスの立地やどのような物件にするのか、その場合の家賃や敷金、光熱費などはどのくらいか。デスクや椅子などのオフィス家具や重機、電話回線やインターネット回線を設置する費用はいくらか。その他も含め、将来を見据えた費用の予測をしっかりと算出しておくことが求められます。
立上げ後に最も重要となるといっても過言ではないのが求人開拓です。
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起業するうえで押さえておきたいポイントは多岐にわたりますが、特に重要となるのは立ち上げ後の「求人開拓」です。求人開拓に時間がかかれば資金ショートにつながりますし、開拓した求人数が少なければ求職者の集客も難しくなります。
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